『グランドニッコー・バンコク サトーン』 2025年に開業
2022年2月18日
~ 西松建設として初の海外大型ホテル開発事業に着手
オークラ ニッコー ホテルズとしてタイにおいて5軒目のホテルが誕生 ~
西松建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙瀨 伸利、以下「西松建設」)、芙蓉総合リース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:辻田 泰徳、以下「芙蓉リース」)および株式会社ホテルオークラの子会社でホテル運営会社である株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメント(本社:東京都港区、代表取締役社長:荻田 敏宏、以下「オークラ ニッコー ホテルマネジメント」)は、タイ王国(以下「タイ」)の首都バンコクにおいて『グランドニッコー・バンコク サトーン』を2025年に開業する予定です。
『グランドニッコー・バンコク サトーン』外観イメージ
本事業を推進するにあたり、西松建設、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 武貞 達彦、以下「JOIN」)及び芙蓉リースが出資する現地ホテル経営会社Bangkok Sathorn Hotel Management Co., Ltd.とオークラ ニッコー ホテルマネジメントは、『グランドニッコー・バンコク サトーン』に関する運営管理契約を2022年1月31日に締結しました。
西松建設は、「安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくり」を実践し、変わりゆくニーズに応えていくために、「新しい価値をつくる総合力企業」への変革を進めており、海外における開発不動産事業では成長するアジアマーケットへの事業展開を推進しています。本事業は、オール日系企業の協業により日本の洗練されたサービス品質による卓越したホスピタリティを実現し、高品質な生活空間を創出するものです。設計施工は、現地子会社である泰国西松建設が担当し、1963年のタイ進出以来、長年の経験によって培われた技術力を活かしていきます。
ホテルオークラは、アジアにおける日本発の優良ホテルグループの確立をビジョンとして掲げており、その海外事業展開における基本戦略として特定の5つの国・地域にそれぞれ5つのホテルの出店を目指す「5×5(ファイブ・バイ・ファイブ)計画」を推進しております。タイにおいては、当ホテルが5軒目のホテルであり、「グランドニッコー」ブランドとして初のタイ出店となります。
今般、海外事業展開を積極化する3社の狙いが合致し、本契約締結に至ったものです。また、本事業は、日本企業による海外での交通・都市開発事業を支援するJOINの参画もいただきました。
当施設は、洪水等の被害が多く発生するバンコクの都市機能強化に貢献できる施設として、集中豪雨時の洪水被害を軽減するための雨水貯水槽の整備、備蓄品倉庫の設置、避難施設としての活用など、地域社会貢献の一翼を担っていくことを予定しております。JOINの支援により、地元行政機関との連携が円滑に進むことが期待されます。また環境に配慮した建物として施設の緑化を行ってまいります。
『グランドニッコー・バンコク サトーン』が立地するサトーン地域は、隣接するシーロムとともに国内外の有力企業のオフィスビルや大使館が立ち並ぶ国際的なエリアです。首都の金融センターとして機能しており、銀行・証券・保険会社などの金融機関、監査法人、法律事務所の本社が置かれています。
大使館や外資系企業が多いバンコク有数のハイクラスなエリアであることから世界的な名店や新進気鋭のシェフが腕を振るうレストランも集まり、都会的で洗練されたエンターテインメントを楽しめるエリアでもあります。また、オフィス街ながらルンピニー公園に代表される緑豊かな場所であり、サトーン通り一帯やBTS(スカイトレイン)の駅周辺には高級コンドミニアムやサービスアパートメントが設けられ、都会的なライフスタイルを送るのに適しています。
▲ 広域地図
▲ 狭域地図
『グランドニッコー・バンコク サトーン』は、目抜き通りであるサトーン通りに面しており、スワンナプーム国際空港から車で40分、BTSシーロム線チョンノンシー駅からは徒歩約5分という好立地に位置しています。ニッコー・ホテルズ・インターナショナルの最上位ブランドである「グランドニッコー」ならではの「上質な空間の中で、五感を解き放つ心地よさを体感できるホテル」に基づき、解放感あふれる空間で、心ほどける滞在をお約束します。
標準客室面積は約40㎡。総客室数はスイートルーム13室を含む405室で、このうち、長期滞在用の客室として36部屋を設ける予定です。ダイニングは、オールデイダイニング、日本料理、鉄板焼を用意し、最上階の34階には、バンコクの夜景が一望できるルーフトップバーも備え、バンコクにおいても多様なスタイルの食体験を堪能することができます。
さらに、エグゼクティブラウンジ、フィットネス、スパ、宴会場を有し、レジャーとビジネスの両側面からお客様の滞在をサポートします。
『グランドニッコー・バンコク サトーン』標準客室イメージ
所 在 地 | : 117 South Sathorn Road, Thungmahamek, Sathorn, Bangkok |
延床面積 | : 約51,000㎡ |
階 数 | : 地上35階(塔屋を含む)、地下1階 |
客 室 数 | : 405室(うち、長期滞在用客室36室) |
レストラン | : オールデイダイニング、日本料理、鉄板焼、ルーフトップバー |
宴 会 場 | : 宴会場2室、会議室6室 |
付帯施設 | : エグゼクティブラウンジ、フィットネス、スパ、屋外プール ほか |
アクセス | : スワンナプーム国際空港から車で40分、BTSシーロム線チョンノンシー駅から徒歩5分 |
スケジュール | : 2022年着工、2025年開業(予定) |
<西松建設株式会社 会社概要>
西松建設株式会社は1874年の創業以来、148年を超える長い歴史と伝統によって培われた高度な技術力を強みに、道路やダム等公共施設の建設や都市再開発など、安全・安心な社会基盤整備や快適な環境づくりに広く貢献してきました。この長い歴史の中で培ったモノづくりの精神は、今も脈々と受け継がれています。
開発・不動産分野においては、全国各地の中心市街地における再開発や区画整理事業等の事業推進をはじめ、住宅やオフィス、商業施設中心に開発・運営・投資を積極的に展開しており、近年は海外においても開発不動産事業展開を積極的に進めています。
西松建設はこれからも、価値ある建造物とサービスの提供をとおして、安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくりに貢献してまいります。
<芙蓉総合リース株式会社 会社概要>
芙蓉総合リース株式会社は、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、社会の発展に寄与すると同時に企業価値の向上を図るCSV(Creating Shared Value: 共有価値の創造)の考えを実践し、 持続可能な社会づくりに向けた取組を進めております。
芙蓉リースグループは、中期経営計画「Frontier Expansion 2021」において、「海外」と「不動産」を戦略分野に位置づけております。海外におけるホテル事業への参画は本件が初であり、今回の取り組みを切っ掛けに海外におけるビジネス領域の拡大を進めてまいります。今後も社員一丸となって果敢にフロンティアに挑戦し、コーポレートスローガンである「前例のない場所へ」お客様とともに歩んでいきたいと考えています。
<株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN) 会社概要>
本社所在地 :東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
出資金 :1,598.45億円(2021年6月現在)
事業内容 :海外における交通事業・都市開発事業を行う事業者等に対し資金の供給、専門家の派遣その他の支援を行うこと